ガンガン石

延岡市大貫町にある祭祀石。現在も春に「ガンガン石祭」も開催され親しまれている。

以下、説明板より。

考古学者の鳥居龍蔵博士が、大正2年から昭和4年にかけて県内の古墳の調査をした。
「これは天然の露出石の上に数枚の巨石を置いたものである。」 この石は人手で揺らすと揺らぐように置かれていて、木片や碑石で叩くとガンガンと音がするのでその名がつけられ、巨石として祀られていると記録している。
石を叩くと雨が降る。雨乞いにガンガン石を叩けと言われた時代もあった。
この付近一帯は、沖の田又は古田と言った。肥幸田五反田、三百歩、鞍尻の字名がある。ガンガン石より北東500m位の位置に十艘杜という台地があり、その杜には十艘ほど川舟を繋ぐほどの台地があった。
十艘杜の中に水神社の祠があり、昭和32年より昭和35年にかけての耕地整理によりこの場所に移設した。十艘杜の名が示すように、旧石器時代はこの一帯は海であったことが想像できる。又、沖の田の地下には海砂や貝殻が出る。浄土寺山には貝殻が発掘されている。
その後、海退が進み、畑や草原であった場所を江戸時代、富山喜三郎鹿之助を長として、天下町に堰を作り、用水を引き、水田化されたのである。
古田一帯の給水も考慮してガンガン石の社の横に堰が作ってあった。
叩くために用いられたと思う石が残る。 古い感じの杯状穴も多数見られる。
下部には謎の二重の溝が掘り込まれており、方向は南東27°を指す。
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