雲石

雲石の由来
 雲八幡宮記によれば、神功皇后が三韓征伐より帰国された際、この里に立ち寄られこの巨石の上にしばしご休憩されたと伝えられている。その後この石の辺りより常に白雲が立ち昇り鳥が止まればたちまちにして死ぬなどの奇瑞が有りその不思議を恐れ尊んでいたところに大宝三年(703年)白雲ことさら激しく立ち昇り突如唐笠山の頂から稲妻の如き光が現れて光り輝く童子のお姿が雲上に立たれた。やがて白雲とともに天上にお姿を消されたが里人はこの不思議な現象に奇異の思いをなしいよいよ恐れ、崇め尊んでこの霊石の傍らに柴の秀倉を建てて丁寧にお祭申し上げたという。これを人々は雲の社と称して祓い奉った。八幡神の御出現が同様である。また時下って天延元年(973年)正三位清原正高朝臣が当村に配流になりこの事を聞いて大いに驚き清浄の霊地にお遷しして厳重に祭るべきとして現在の旭川流れ清きほとりを社地として定めて遷し鎮の奉ることとなったものである。然し時がうつり世変わり雲八幡宮発祥の地であるこの雲石の聖地もいつしか風雨に荒れるところとなった。為に五百有余の氏子一同思いを新たにし浄財を集め工を起こしこの聖地を整え玉垣をめぐらし見事にその復旧を見るに至った。
天井石は三個の巨石に支えられている。支石墓であろうか?
高さは約2メートル。
天井石の底部は平らに加工されている。
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